まだドクハラで消耗してるの?

難病や手術が必要な怪我や病気になると、どうしても小さなクリニックでは対応してもらえません。
紹介状を持って行った病院の医師が必ずしもよき理解者であるとは限らないのが現状です。
転院やセカンドオピニオンを繰り返す「ドクターショッピング」のあげく、辿り着いた病院で医師による患者への暴言など「ドクターハラスメント」を受けるというのが多く見受けられます。
私もそのうちの一人でした。(特殊事情によりドクハラで1年も消耗しました)
ドクハラを受ける原因は?
●医師の勉強不足により知識がない。(肢端紅痛症以外には線維筋痛症、慢性疲労症候群、化学物質過敏症にドクハラが多く見られます。)
→これは医師が自分の知らない病気であったり、指定難病ではなかったりすると大したことないくせにと障害者手帳の診断書の拒否や障害年金の診断書の拒否をされるのです。
ただの医師の勉強不足。国家資格を取っただけで医師を名乗るな!エベレスト級にプライドだけ高い無能ということですね。
対策としまして、
もっと医師一人一人の勉強が必要です。個人でやらないのなら、病院や国が制度としてやらせろ!絶対に必要です。研修や講義を義務化して受けさせるべきです。
●医師なのに文面での知識はあっても感情ではまるで理解できない人格破綻者。(上記の病気プラス精神病、発達障害のある方が被害者になります)
→文面だけ病気の知識があってもそれが実生活でどう影響するのかまるでわかっていない。いや、考えたらわかるやろ!頭悪いんか!と突っ込みたくなるような理解力のなさ。
例:そんなの障害じゃない、若いから働け(しかも健常者枠で)
それは知識なだけであってしっかりと理解しているということではない。
対策としまして、
医師免許取得時に医師の人格の検査も導入しろ!それをパスしても、何人もの患者から何度もクレームがあった時点で再度人格の検査をするくらいでないとなくならない!
医師免許も海外のように更新制にして、更にもっと医療AIの導入を!ドクハラをするような無駄な感情や私情を挟む医師より、公正に判断するAIの方が有能である。
私の場合は日本で二人しかいない珍しい病気であり理解してもらえなかったこと、更に担当医師が人格障害だったこと、二つが重なってしまいました…
ドクハラ医師からの避難方法
- まずはドクハラの内容を記録(出来れば録音)、それを院内の相談窓口に持っていき事情を説明します。相談窓口やソーシャルワーク部。ここまではわりと皆さんやっているようですが、これだけではなかなか解決しません。
ドクハラ医師から解放されたい場合、転院先の病院もソーシャルワーカーさんに一緒に探してもらうようお願いしましょう。 - 次に病院がある市の保健所に相談。お電話でも可能です。もちろん院内の相談窓口に言っても対処してもらえないと伝えましょう。保健所は患者さんから苦情が入ってますよということのみを病院に伝えるだけで指導はしてくれません。(患者名は伝えてもいいですし、嫌であれば匿名でも可能です。)
- 保健所からの伝言でも対処してもらえない場合、次は地方自治体ではなく県庁府庁などの都道府県が管轄しているところの相談窓口にお電話します。医療相談窓口や障害者差別解消法を勧めている部署です。ここから直接病院を指導してもらいます。一度でダメなら何度もです。
私の場合は何度も指導してもらうと、病院の医事課のお偉いさんが出てきました。医事課のかたと転院する方向で話し合い、直接医師の前で録音機を持って話すとうまく動かせると教えていただきました。 - 次は医事課のかたに言われたことを実行します。直接ドクハラ医師の診察に録音機を持っていき、録音していることを隠さずに思ったことを言って下さい。録音されていると下手なことは言えなくなるので暴言がなくなります。その時に必要な書類を書くように求めたり、思いのまま医師を動かしましょう。
私の場合ドクハラ医師に年金や障害者手帳の診断書類は求めずに、転院するための紹介状を求めました。録音しているので、いつものように拒否はさせませんでした。
避難と同時進行で転院先探し
ソーシャルワーカーさんに病院探しを手伝ってもらうよう依頼しても、極力転院先の病院はご自分で探してください。今後お世話になる病院ですから、納得の行く医師を見つけなければなりません。出来れば自分で病名や症状をお電話で伝えることが大事です。病院の対応がどんなものかひしひしとわかるかと思います。またドクハラだと最悪ですからね…
「肢端紅痛症 病院 大阪」、「末梢血管 病院 大阪」、「血管 拡張 大阪」、「肢端紅痛症 病院 兵庫」など
私は自分の病名や症状と、通える距離の病院でかたっぱしから検索して、出てきたところをすべてメモし大量のリストを作り始めました。
そもそも先天性肢端紅痛症という病気は患者が日本に2名しかおらず、日本に専門医もいません。医師ですらこの病名を知っている方はほぼいません。治療法どころか緩和法もありません。
「肢端紅痛症 病院」で検索しても東京しか出てこなかったので、ほとんど「末梢血管 拡張 病院」とかで調べていました。自分の病名が含まれていることがほぼないので、皮膚科から麻酔科から循環器科から150件ほどのリストを作り、電話してはダメだった病院は×をつけるという地道な作業を半年にも渡り繰り返しました。
特殊事情による転院先の難航
リスト化した病院へお電話してから私が難航したのは、
●まず病気が20こを超えること。
肢端紅痛症を診て貰うにも他にも重い病気だらけでしたので、ここで躓きました。ギランバレー症候群の過去に加え脳腫瘍や肢端紅痛症という希少難病により受け入れ拒否が多かったです。複数疾患があるだけでも病院探しは難航します。
●現在かかっている病院がビッグネームだったこと。
と聞かれます。
答えた瞬間
と電話を切る病院の多いこと。最先端でも担当医師がドクハラだったら意味ないんやで!
●肢端紅痛症という病名が知られていないこと。
したん?え?なにそれ?(半笑い)聞いたことないんですが 笑…血管の病気ですか?それうちの科の担当ですか?(半笑い)本当に血管の異常なんですか?血管の病気ならすべて把握していますが聞いたことないのでこちらとは関係ありません。
こういう不親切な対応や無知なくせにバカにされたように笑われたりで病院が半年間みつかりませんでした。
それでも悔しくてもムカついても半年間諦めずにお電話し続けてやっと!
気づけば一年も消耗していました
やっと一件だけ病院が見つかりました!!
こちらの病院は最初に末梢血管外科にお電話しました。病名や症状を伝えると皮膚科に回していただき、皮膚科の看護師さんが医師に直接珍しい病気だと説明してくださいまして。
医師から看護師さんに↓の伝言を伝えてくださいました。
こう言ってくださいました。
治療法がない、緩和法がないなんてもうとっくに知っている。でもだから諦める、だからドクハラする、は可笑しいと思います。治療法がなくても緩和法がわからなくても、一緒に考えてくださる先生を私は探していました。
大切なのは患者と一緒に考えてくれること。患者の気持ちをわかろうとしてくれる医師と出会うこと。
それだけで気持ちが救われます。ドクハラではないだけで、精神的に楽になりストレスもなくなります!
転院先が見つかったにも関わらずドクハラ医師が病気だか怪我だかで数ヶ月病院を休んでいたせいで、中々転院のための紹介状を書いてもらえずにいました。
そんなわけで転院まで1年もかかってしまいましたが、私は明日転院します!!
ここまでしないと病院が中々見つからないことは肢端紅痛症でもない限りそうそうないでしょう。肢端紅痛症でも見つかりましたので、皆さん希望は捨てないでください!
ドクハラで消耗している皆さん、自分で動くしかありません!頑張って下さい。
こんなに難題を抱えまくった私でも転院出来ましたので!!どうか、この経験が今苦しんでいる方々の希望になりますように…