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脳腫瘍の検査と治療法 かなり詳しめ

  • 2016.12.18

この記事の続きです。

脳腫瘍の場所や種類で全然違う!全般的なグレードや症状など

 

検査

●詳しい問診や診察を受ける。
具体的にどういう症状なのか、気になることは何でも言いましょう。
物忘れが激しくなったり、記憶が抜けてきたり、理解力が落ちたり、片足が痺れたり、難聴になったり、視野が欠けたり、
思いもしないことが脳腫瘍によって出てきていることもあります。

 

●CTやMRI(造影剤を入れることも)
磁気を利用して頭蓋骨の内部を輪切りにした大量の画像で、どこに腫瘍があるか調べる検査です。
造影剤を入れることにより、より詳しく検査ができます。ただしCTの造影剤にアレルギーを起こす方もいます。ヨードアレルギーの方は注意です。
(私はかなりまれなMRIですらアレルギーを起こします。)
CTよりMRIの方が精度が高いです。

 

●血液検査で腫瘍マーカーの確認
これは悪性かどうか、どこかから転移してきた転移性脳腫瘍かどうかを調べるためにします。

 

●PET検査
脳だけでなく全身のガンを発見できます。これはMRIやCTで分かりにくい場合、腫瘍の大きさや場所の特定、良性か悪性かの区別をするのに使います。検査前5.6時間の絶食と飲み物は水やお茶のみです。

 

●脳血管造影
血管の異常と腫瘍の状態を調べるために、太ももの付け根や肘の動脈からカテーテルを入れ、造影剤を注入して調べる検査です。これは省略されることもあります。(造影剤アレルギーのため私も省略しました。)かなり苦痛だそうです。

 

●手術後の病理検査
これは手術をして取った腫瘍の細胞を顕微鏡で観察し、種類を特定するために必要になる検査です。これをしないと腫瘍の種類がわかりません。腫瘍の場所が奥でなければ、かなり小さな穴を頭蓋骨を開け、カテーテルで組織だけ取る方法もあります。
この場合、奥にある腫瘍だと難しいこと、手前にある腫瘍でも医師の技術が必要になります。

 

治療法

〇外科手術
転移性の脳腫瘍も、原発性脳腫瘍も極力取れる分だけでも取る。脳幹にできた場合や、種類によっては手術ができない場合も。
脳腫瘍の場合かなりグロいですが、髪の毛を剃られ、頭蓋骨を医療用のチェーンソーのようなものでキレイに縁取り、パカっと開け手術をし、腫瘍が取れたらまたパカっとかぶせるのみで、時間をかけ自然に癒着させます。
場合によりあまり縫合もせずホッチキスで止めるだけだったり(その方が傷にならないため)

 

必要に応じて

〇抗がん剤(化学療法)
がん細胞の増殖を抑えて、がんを破壊します。点滴だけでなく、経口摂取できるテモゾロミドというお薬もあります。
出来た腫瘍の種類によって抗がん剤が効いたり効かなかったりします。2種類ほど併用したり、他の治療法との併用をすることがあります。
全身に効くため、脳腫瘍だけでなく転移した場合にも使われます。副作用が多く、楽にするためにステロイドを使ったりしますが、このステロイドにもものすごい副作用があるので注意が必要です。

 

〇放射線療法
腫瘍の成長を鈍らせるためや縮小させるための治療法です。手術後に行う場合もあれば、先に行う場合もあります。他の治療と併用することも。出来た腫瘍の種類によって放射線治療が効いたり効かなかったりします。
全身にではなくピンポイントで照射する方法と、リンパなどに転移していた場合経口摂取で全身に効果的な一泊入院が必要な治療法もあります。
電磁波によるガンマナイフ、サイバーナイフの他、電子線があり、陽子線、重粒子線などが研究段階ですが使われ始めています。
良性の腫瘍でも使われることがあります。副作用が多いので注意が必要です。

 

〇免疫療法
自分の細胞を体外で大量に増やして、がん細胞よりも機能を増強したり高めた細胞を体内に戻しがん細胞を攻撃する治療です。他の治療と並行して使うことも。自分の免疫細胞を使っているので副作用が少ないです。一部微熱やまれにアレルギーが起こることも。
一部の血液系のがん以外に使え、グレードも問いません。即効性はないが、長時間持続します。
樹状細胞ワクチン療法やペプチドワクチン療法、活性化リンパ球療法、NK細胞療法、免疫賦活剤、サイトカイン療法、免疫チェックポイント阻害剤など


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